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2007.09.30
「夜は短し歩けよ乙女」森見 登美彦
![]() | 夜は短し歩けよ乙女 森見 登美彦 (2006/11/29) 角川書店 この商品の詳細を見る |
中村佑介による表紙絵も可愛いし、とても話題になっていたので前々から読みたいなーと思っていた本です。友達から借りて読みました。
とにかく、可愛くて愉しい本でした。独特の文体には好みが分かれそうですが、私はちょっとお洒落した文章が好きなので、結構ハマれました。
次々でてくる奇想天外な小道具やエピソード、妙に和風でちょっとアヤしい雰囲気、などなど。こんなに面白い世界を書ける作家さんがいるんだ!と、嬉しくなってしまいました。しかし、なんでこんなに沢山のダルマがでてくるのか……。
もちろん、主人公が追いかける「黒髪の乙女」もとっても魅力的。天然キャラなんだけど、嫌味が全くないです。彼女の使う比喩や擬態語が、これまたかわゆい。特に最後のページの、猫がでてくる比喩はほんとーーーーーに可愛い。作者は、男性でありながらも乙女な感性をお持ちのようです。
中村佑介の絵も、小説の世界観とピッタリすぎるくらいマッチしていると思います。グッジョブ!
2007.09.21
小林健二展@千葉・山口画廊
近年の作品を、絵画を中心に二十数点。小林健二さんの作品を実際に見たのは初めてです。結構、年に何度も個展をされているそうなのですが、全く知らなかった…。(次は椿画廊での個展があるそうです。)
小林さんの作品というと、私は鉱石ラジオ、詩集「みづいろ」、結晶生成キット、流星飲料くらいしか知らなかったので(勉強不足)、新作展ではないけれど、とても新鮮な展示でした。BGMも小林さんの作曲と知り、音楽の才能もある方なのだということも知りました。多才だ…。
画廊に入ると、まずプリントが置いてあるので、それを読みながら作品を鑑賞しました。プリントには、それぞれの作品に添えられた短い詩が書かれてあります。小林さんは、作品に詩を添えることが多いとのこと。
油絵は、マチエールがとても心地いい。太古からあるような、でも未来の物質のような、無機質っぽいけど、有機的でもあるような〜そんな不思議な印象でした。モチーフも最小限に抑えられていて、見る側の想像力が刺激されます(←芸術って、こうあるべきだと思うのですが)。
立体作品も、いくつか。
古ぼけてくもった硝子板(アクリルだったかも?とにかく透明な板)がはめ込まれた木箱を使った連作。箱の中には、林檎、水晶や窓が入っているのですが、ぼんやりとしか見えない。すぐそこにあるのに、遠い過去の記憶か、夢の中の出来事のように見えるのです。
ちなみに水晶は、本物ではなく樹脂でできているそうなのですが、言われないと分からないくらいに本物そっくりです。
不思議だったのが、木箱にはめ込まれたレンズ(球体)を覗き込むと、闇の中で青く光る土星が見える、という装置。とても幻想的なのですが、この土星の正体は一体??ホログラムでは無くて、しかも本物の土星と同じ周期で回っているとのこと。不思議です。
そして、画廊で耳にはさんだ不思議な話。
小林さんの作品に、1920年代の電波をキャッチするラジオがある!
電波というのは、一度発信されたら、消えないでずっと宇宙のどこかに存在し続けるのだそうです。そのラジオは、宇宙のどこかで転がっている1920年代の電波を探して受信することができる、というわけなのですが、なんだかスゴイ話です。ふだん何気なく送信しているメールも、半永久的に存在し続ける、ということなのかな。科学ってすばらしー!
小林さんの作品というと、私は鉱石ラジオ、詩集「みづいろ」、結晶生成キット、流星飲料くらいしか知らなかったので(勉強不足)、新作展ではないけれど、とても新鮮な展示でした。BGMも小林さんの作曲と知り、音楽の才能もある方なのだということも知りました。多才だ…。
画廊に入ると、まずプリントが置いてあるので、それを読みながら作品を鑑賞しました。プリントには、それぞれの作品に添えられた短い詩が書かれてあります。小林さんは、作品に詩を添えることが多いとのこと。
油絵は、マチエールがとても心地いい。太古からあるような、でも未来の物質のような、無機質っぽいけど、有機的でもあるような〜そんな不思議な印象でした。モチーフも最小限に抑えられていて、見る側の想像力が刺激されます(←芸術って、こうあるべきだと思うのですが)。
立体作品も、いくつか。
古ぼけてくもった硝子板(アクリルだったかも?とにかく透明な板)がはめ込まれた木箱を使った連作。箱の中には、林檎、水晶や窓が入っているのですが、ぼんやりとしか見えない。すぐそこにあるのに、遠い過去の記憶か、夢の中の出来事のように見えるのです。
ちなみに水晶は、本物ではなく樹脂でできているそうなのですが、言われないと分からないくらいに本物そっくりです。
不思議だったのが、木箱にはめ込まれたレンズ(球体)を覗き込むと、闇の中で青く光る土星が見える、という装置。とても幻想的なのですが、この土星の正体は一体??ホログラムでは無くて、しかも本物の土星と同じ周期で回っているとのこと。不思議です。
そして、画廊で耳にはさんだ不思議な話。
小林さんの作品に、1920年代の電波をキャッチするラジオがある!
電波というのは、一度発信されたら、消えないでずっと宇宙のどこかに存在し続けるのだそうです。そのラジオは、宇宙のどこかで転がっている1920年代の電波を探して受信することができる、というわけなのですが、なんだかスゴイ話です。ふだん何気なく送信しているメールも、半永久的に存在し続ける、ということなのかな。科学ってすばらしー!
![]() | ぼくらの鉱石ラジオ 小林 健二 (1997/09) 筑摩書房 この商品の詳細を見る |
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